理工系に女子が増えた先の未来図
「もっと優しい」モノづくり・サービスづくり
作る側と使う側のバランスが整っていないと、誰かにとって不便で優しくない状態が続いてしまいます。理工系女性が増えることで、そのバランスが改善され、これまで見落とされていたニーズがしっかりと反映された製品やサービスが生まれます。たとえば、キャビンアテンダント(CA)の方の課題を取り入れたキッチン装備やハイヒールの女性も歩きやすいように凹凸を2ミリ以内に抑えた歩道の導入が、お年寄りにとってもつまずかず安全になった※など、多様な視点からの優しいモノづくりに反映されています。
※2023年11月8日(水)NHKクローズアップ現代より
「爪が引っかからずにレバー操作ができて、少しの力でトレイが取り出しやすかったら…」CAの方へのヒアリングから出た困りごとを女性エンジニアが設計に反映することで解決しました。 (上記画像はイメージ)
共創から生まれるイノベーション
多くの理工系女性たちは、プロジェクトチームや開発の現場で、それぞれの技術的スキルや専門性をベースに、コミュニケーション力や調整力を発揮してイノベーションの推進に貢献しています。これからのイノベーションに不可欠な『共創』、すなわち多様な意見や知恵を結集して新しい価値を生み出すプロセスを加速させるためには、彼女たちの活躍はますます重要です。より多くの理工系女性が様々な分野で共創を推進することで、同時多発的に新しい価値が生まれる循環を作ります。
不織布に印刷を施したベルト素材を初導入した新製品紙おむつプロジェクトでは、当時素材開発責任者だった代表理事の西岡が、プロジェクトマネージャーと共に素材メーカーや社内の技術・製造・開発部と連携し改良・試作・本生産と推し進めたことで、延期覚悟の状況下の中、予定通り市場への展開を実現することができました。(上記は西岡提供)
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We’re not here to be average, we’re here to be AWESOME!
作る側が多様になることで、モノづくり・サービスづくりに携わるすべての人々が、新たな価値を生み出すことができるAWESOMEな(=素晴らしい)存在として活躍できる未来を目指します。そして、リケジョという言葉ではなく、AWESOME(=Amazing Women as an Enabler with STEM mind by Organizing, Managing and Executing )が彼女たちを象徴する言葉となり、その活躍から更なるAWESOMEなイノベーションが生まれる、そんな循環を作ります。