これまでの取り組みについて
中学生が描く、AI研究の先にある未来
~AI研究とそのキャリアから次世代リケジョリーダーは何を学んだか~
3月21日、四天王寺中学校の特別課外プログラムの集大成として、共創施設QUINTBRIDGE(クイントブリッジ)で発表イベントを開催しました。
本プログラムでは、中学生が理研AIPの研究者からAIについて学び、自ら探究を深めた後、プロの指導のもと文章力・プレゼン力を磨き、発表に臨みました。当日は、彼女たちが描いたAI研究の未来をもとに、参加者とともに多角的な視点で対話を重ね、活発な議論が展開されました。
さらに、シナジーマーケティング株式会社の阪口様によるスペシャルトークでは、「AIと共に生きる時代にどう向き合うべきか」をテーマに、生徒たちが真剣に考えを深める機会となりました。
最後の表彰式では、挑戦をやり遂げた生徒たちの自信に満ちた表情が印象的でした。この経験は、彼女たちの将来のキャリア選択にも大きな影響を与えるはずです。
本取り組みは、生徒主体の探究学習と理系キャリア教育のモデルケースとして、今後も広げていきたいと考えています。
一般社団法人AWESOMEからはAmbitiousチーム(タイトル:40代からすべし!認知症予防)にAWESOME Awardを授与させていただきました。プレゼンテーションやポスターセッションを通して、理系で求められる論理的・批判的な視点から、推し進めることに挑戦できた点が特に素晴らしかったです。You are AWESOME!
徳島大学キャリア形成支援セミナーに登壇
3/17、徳島大学AWAサポートセンター主催のダイバーシティ推進研究交流発表会 にて、代表理事の西岡が「これからの理系女性リーダーのキャリア戦略」をテーマに講演しました。
医学・歯学・薬学部に多くの女子学生が在籍する徳島大学は、文部科学省の「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(女性リーダー育成型)」採択大学でもあり、理系女性の活躍推進に向けた取り組みに力を入れています。
登壇後は、多くの女性教員 から質問をいただき、理系女性リーダー育成の重要性 を改めて実感しました。今後もAWESOMEは、女性が自分らしくリーダーシップを発揮できる環境づくりを支援していきます。徳島大学の皆さま、貴重な機会をありがとうございました。
理系女性と日本の未来を海外視察から考える
2月11日は「科学における女性と女児の国際デー」です。
世界の科学者のうち女性はわずか3分の1、日本の理工系進学率はOECD加盟国で最下位です。そして特に「工学・製造・建築」分野では女子学生の割合は16%と低く、STEM分野でのキャリアとリーダーシップの機会は依然として限られています。国連のアントニオ・グテーレス事務総長も「科学技術を通じてより良い世界を築くためには、女性の参加が不可欠だ」と強調しています。
AWESOMEは、米国国務省・理化学研究所革新知能統合研究センター(理研AIP)の協力のもと、12月と1月にアメリカとシンガポールを視察。理系女性が活躍できる仕組みや文化を学び、日本の未来にどう活かせるかを探ってきました。
私たちは何を学び、日本にはどのような変革が必要なのか?この「科学における女性と女児の国際デー」に合わせて、まとめています。ぜひ、みなさんも一緒に考えてみませんか?
次世代リケジョリーダー育成プログラム、始動!
理系進路を選ぶ生徒が多い四天王寺中学校のために、特別開発した課外プログラムが2025年1月よりスタートしました。このプログラムでは、多様な理系キャリアに触れるだけでなく、次世代リーダーに求められるスキルを実践的に学びます。
初回はAWESOME代表理事の西岡が登壇しました。中学生にも親しみやすいキーワードを用いて理系キャリアや進路について講義をしました。グループワークでは、生徒たちが積極的に意見を交わしました。第2回では、読売新聞大阪本社「新聞のちから」事務局の霜田記者を講師に迎え、新聞記事を題材に構成の仕方や伝わる表現の工夫を学びました。
3月まで続くこのプログラムを通して、彼女たちがどのように成長していくのか、とても楽しみです。
「さまざまな分野での挑戦があったからこそ、
繋がった今のキャリア」
~東京大学定量生命科学研究所河﨑史子先生訪問~
2024年12月、AWESOME MATEの現役理系女子大学生3人が、東京大学定量生命科学研究所助教であり、理研AIP 不完全情報学習チーム客員研究員でもある河﨑史子先生を訪問しました。
現在の研究分野は大学時代の専門とは異なります。研究拠点も変え、様々な挑戦をしてきたリアルなお話から、大学生たちも将来の進路に新たな視点を得る機会となりました。
今回の訪問は、理系女子の未来を共に支えるAWESOMEと理研AIPの継続的な連携の一環として実現しました。 今後も次世代リーダーを目指す理系女子大学生に向け、こうした貴重な機会を積極的に提供していきます。
「女性研究者からの学び、自分の将来につなげたい」
大学生AWESOME MATEが見た、人工知能研究の最前線レポート
2024年12月、AWESOME MATEの現役理系女子大学生3人が、理化学研究所革新知能統合研究センター(理研AIP)の認知行動支援技術チームを訪問しました。
女性研究者たちとの交流を通じ、人工知能を活用した最先端の研究に触れるだけでなく、研究者としてのキャリア形成やライフステージとの向き合い方について学びました。
第一線で活躍する研究者たちは、彼女たちにとって人生を描くうえでのロールモデルです。今回の訪問は、理系女子の未来を共に支えるAWESOMEと理研AIPの継続的な連携の一環として実現しました。 今後も次世代リーダーを目指す理系女子大学生に向け、こうした貴重な機会を積極的に提供していきます。
2024年振り返り
一般社団法人として新たなスタートを切ったAWESOMEは、多くの出会いと広がりを実感した1年でした。
2025年は、1月から四天王寺中学校のために開発した特別課外プログラムがスタートします。3月21日には共創施設QUINTBRIDGEで成果発表会を開催します。一般の方にもご参加いただけるイベントですので、詳細が決まり次第お知らせいたします。
これからも、AWESOMEらしいアプローチで理系女性の活躍を支援する仕組みづくりに挑戦し、学校・企業・行政と積極的に共創して、この輪をさらに広げていきます。引き続き、応援をどうぞよろしくお願いいたします。
一般社団法人AWESOME 代表理事&Founder 西岡幸子
AWESOMEがSTEM女性リーダー
米国派遣プログラムに日本代表として参加
AustinとWashington D.C.での学びを活かし、理系女性キャリア支援の新たな可能性を探る
去る2024年12月、AWESOMEは日本代表として米国国務省主催の「Women in STEM Leaders Program」に参加しました。このプログラムは、2023年に開催されたキャンプデービッド三者首脳会議でのコミットメントに基づき計画され、2024年12月にAustinとWashington D.C.で実施されました。日韓のSTEM分野で活躍する官民の女性リーダーたちと共に、テキサス大学やNational Defence University、国務省、NASAなど計17の企業・団体との意見交換を実施し、K12向けSTEM教室から大学生・社会人向けメンターシップなどの切れ目ない取り組みを活かしたキャリア支援の成功事例や、より多くの女性の参画を促すための政策面での重要性などについて学ぶ機会となりました。日本から選ばれた参加メンバー4名の代表の一人として、AWESOMEはこれらの学びを活かし、日本におけるSTEM女性のキャリア支援に新たな可能性を切り拓いていきます。
AWESOME NEWS
CEATEC2024カンファレンスに登壇しました
日本を代表する経営者の方たちと「ダイバーシティ」「人材活躍」についてパネルトーク
10/15デジタルイノベーションの総合展CEATECカンファレンス「サステナブルな社会の実現に向けて ~多様なフロントランナーが思いを語る~」にて、いすゞ自動車会長やパナソニックホールディング会長、そしてスタートアップ経営者の方たちと共に登壇させていただきました
ポジショントークの後、パネルディスカッションでは「ダイバーシティ」と「人材活躍」というテーマについて、自身のエンジニアや企業講師としての経験を交えながらお話させていただきました。
提携先のボルボ社との共創でダイバーシティの重要性を痛感されたといういすゞ自動車の片山会長のお話や、自動車業界との協業で痛感した互いの壁を越えた積極的な侵食がイノベーションを生み出すというパナソニックホールディングスの津賀会長のお話、「ドローン輸送がインフラとなる」というビジョンを具現化するため、地方という視点からいかに潜在的ニーズを引き出してきたかという(株)エアロネクストCEOの田路さんのお話、そして地元の声に耳を傾け、その土地のニーズに合った形でサービスをカスタマイズして提供することこそが日本の農業を活性化するカギという(株)エムスクエア・ラボ代表取締役の加藤さんのお話と、異業種・異分野ながら、共通したメッセージを聞くことができ、大変学びと気づきのある時間となりました。
AWESOME MATEのワーキングマザーたちの
インタビューが掲載されました
理工系女性の現状と未来を探る特集記事が「Career&Family」11月号に登場
病児保育やシッター、家事代行サービスを提供する株式会社マザーネット様の情報誌「Career&Family」11月号に、5ページにわたる特集「なぜ理工系に女子が少ないのか」が掲載されました。この特集では、理工系に進む女性が増えない背景にある様々な課題を掘り下げ、解決に向けたAWESOMEの提言を紹介しています。また、AWESOME MATEに登録する理工系ワーキングマザーたちのリアルなインタビューも掲載されています。
これからもAWESOMEは、理工系で活躍する女性たちを支え、次世代へ繋ぐ事業を進めてまいります。
ロールモデルと共に考える、理系のキャリア
9月29日、兵庫県立明石北高等学校にて、スーパーサイエンスハイスクール事業「サイエンスガールズサロン・理系のキャリアと自分の未来」のイベントを企画・開催しました。AWESOME MATEでもある製薬会社開発部門で活躍する3児のワーキングマザー桒内さんとそのご家族をロールモデルとしてお招きし、仕事と子育てのリアルやパートナーの育休取得について、生徒たちに貴重な体験談を共有いただきました。
親和女子中学・高等学校の
スーパーサイエンスハイスクール運営指導委員に就任
「国内外を牽引する女子科学者の育成」に向けた新たな挑戦
親和女子中学・高等学校のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)運営指導委員としての役割を拝命いたしました。SSHは、次世代の国際的な科学技術人材を育成するための教育プログラムを推進する高校です。同校では、「国内外で活躍する女子科学者を育成するプログラム開発」をテーマに掲げ、理工系に進む女子の増加を目指しています。委員の一員として、一歩一歩、未来の女子科学者の育成に向けた取り組みを進めていきます。
リケジョフェス Miniをグランフロント大阪北館
1Fカフェラボにて開催しました!
LED関西主催のトークイベントに合わせて、リケジョフェスMiniを2/22-23に開催しました。立ち寄っていただいた方に、「モノづくりの根っこに女性がもっといたらどうなる?」「実際のところはどう?」「そんな彼女たちが持つスキルは?」ということに少しでも触れていただく機会となりました。今後もこのようなアウトリーチの取り組みは継続していきたいと考えています。詳細が固まりましたら、追ってこちらからお知らせしていく予定です。
2023年ふりかえり
この事業を通して実現したい未来
それは、有能なリケジョを日本中から集結させ、女性×モノ作り視点からイノベーションを牽引できる人材へとアップデート。
リケジョが核となり、業種を越えたイノベーションが生まれる循環を作ることで、日本の製造業・経済発展に貢献したい
この言葉は、ファイナリストに選出頂いたLED関西でのビジネスプラス発表の壇上で話したフレーズです。
その後たくさんの理系女性達だけでなく、共感頂いた企業・事業者の方とこの1年間さまざまな意見交換をさせて頂きました。数えてみたらその数のべ220名。
壇上で発表して9ヶ月、たくさん悩み、たくさん迷い、そしてそれ以上にたくさんの期待と可能性に触れることができ、いよいよ2024年から本格始動に入ります。
これからのAWESOMEに期待していてください。
【開催レポートムービー】
リケジョフェス2023 in Nu茶屋町
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10/8-10/10の3日間にわたり、大阪梅田NU茶屋町で開催したリケジョフェス、無事に終了いたしました。 会場にお越しいただいた皆様、オンラインで参加頂いた皆様、そしてこれから録画でトークセッション視聴頂く方ありがとうございました 。
リケジョとその家族27名がリアルで交流!
AWESOME(オーサム)キックオフイベント
今回のイベントは、登録いただいているメンバーに加え、登録を検討している方や、これから進路・キャリア選択を控える女子生徒・女子大学生たちにもAWESOMEの取り組みについて知っていただくため、LED関西サポーター企業である毎日放送様の協力の元、対面でのキックオフイベントを開催しました。
当日は理科好きな女子小学生から、理系女子高校生・大学生、そしてインフラ関係から製薬、自動車関係からIT関係などで活躍しているSTEMキャリア女性とその家族など27名が駆けつけました。
応援メッセージ
理系の道を歩む女性に向けて、期待と激励のメッセージを頂きました。
随時、更新していきます。
上田理恵子
(株式会社マザーネット代表取締役、大阪市立大学(現:大阪公立大学)生活科学部卒)
自分自身の仕事と子育ての両立に悩んだ経験から、2001年に子どもが急に熱が出た時にスタッフを派遣するなど、ワーキングマザーを応援する会社を創業しました。
性別にかかわらず、自分自身が興味を持った分野について学び、その知識と経験を活かして、社会をより良く変えていってほしいと願っています。
理系女性のみなさん、応援しています!
Shuichi Okamoto
(Net One Systems USA, Inc. President & CEO)
RIKEJOが持つ視点と想像力、疑問と探究心という試験紙(マインド)に、Work・Social・Market・People・Life・Playという要素(データ)をインプットしたらどんな色に変わるでしょうか?
人とコンピューティングが交差し、仮想と現実がダイナミックに融合しようとする時代。AWESOMEで多様な知と繋がり、デジタルな世界にRIKEJOだからこそ導くことができる温かみのある輪郭と彩りが形作られることを楽しみにしています。
“Intelligence is the ability to adapt to change” Stephen William Hawking
リチャード・メイ
(在大阪・神戸米国総領事館 総領事)
Again congratulations. If the power of working Japanese women is ever unleashed to it’s true ability, it’ll be through work such as yours. Ganbate kudasai!
”改めておめでとうございます。
日本の理系女性が持つ
本来の力が発揮されれば、
あなたのように前進することでしょう
がんばってください!”